どんな仕事が製造業に分類される?

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第二次産業と産業の割合

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第二次産業とそれ以外の産業

既に述べたように製造業は産業で分類した場合、第二次産業に当たるわけですが、一般的な産業分類の場合、第二次産業以外に第一次産業と第三次産業があります。

この産業分類上、第一次産業は農業や林業、水産業といった業種を指し、業種ごとに狩猟や採集を行う産業です。
製造業や建設業のように、工業生産や加工組み立てを行うのが第二次産業。
サービス業をはじめ、情報通信業や金融業、運輸業あるいは小売業といった物性を伴わない製品の生産を行うのが、第三次産業となるわけです。

第一次産業は全ての産業の基盤であり、疎かにはできませんが、第三次産業によって、補うことができます。
第二次産業なくして、経済は成り立たないものの、第三次産業で代替えできる部分もあるため、一見すると第三次産業が優れているかのような印象を受けますが、第三次産業は第一次産業や第二次産業がなければ、成立しえない産業でしょう。

産業割合と経済の発展状態

第一次産業から第三次産業までの産業分類は産業発展の経過における、経済の発展状態を示す、指標の一つです。
第一次産業から経済の発展が進むにつれ、第二次産業に産業の主体が移り、第二次産業の成長によって更に経済が発展すると、第三次産業に主体が移り変わっていく傾向があります。

もう少し、わかりやすく言えば、産業の成長によって経済が発展する度、産業の主体が第一次産業から第三次産業に移り変わっていくということ。
経済が発展している程、産業割合に占める第三次産業の割合が大きくなるでしょう。

具体例を挙げると、産業の成長により、経済発展を遂げ、先進国の一員でもある、日本の産業割合は第一次産業が約5パーセント、第二次産業なら約30パーセント、第三次産業では約65パーセントとなっており、年々、第三次産業の割合が増加し続けています。