業種や職種による製造業の分類

業種による製造業の分類

業種によって、製造業を分類した場合、機械関連製造業、金属・鉄鋼関連製造業、電子部品・電子デバイス関連製造業、化学関連製造業、食品関連製造業、建築・住宅関連製造業、医薬品関連製造業などに分類できますが、分類ごとの製造製品についても触れてみましょう。

まず、機械関連製造業では車や家電、工業機械、研究装置の製造が行われます。
金属・鉄鋼関連製造業なら、金属や鉄鋼の製造及びリサイクル。
電子部品・電子デバイス関連製造業の場合、半導体や電子ディスプレイ、一般電子部品の製造。
化学関連製造業では、繊維や各種原料が製造されます。

また、食品関連製造業の場合、弁当や総菜、加工食品に加え、お菓子や飲料が製造されます。
建築、住宅関連製造業なら、建造物の建築や資材の製造。
医薬品関連製造業であれば、処方薬や市販薬が製造されるのです。

職種による製造業の分類

職種で製造業を分類すれば、企画、開発、研究、設計、生産管理、生産技術、調達加工組立、品質管理、品質保証、梱包・出荷、保守・管理などに分類可能です。

職種ごとの業務内容は文字通りで、これら11種類を職種ごとの業務で分けるなら、デスクワーク、工場ワーク、保守点検に大別できるでしょうか。

これらの業務のうち、典型的な製造業のイメージといえば、作業効率を追求するために細分化されたラインワークに代表される単純作業を行う、工場ワークでしょう。
職種による分類を見てわかる通り、製造業における職種は工場ワークだけではありません。
また、少し前の製造業であれば、工場ワークだけが一般的でしたが、現在は多様性が求められるため、作業員でも事務やサービスを行うことがあります。